度数から価格への変換

前回説明したマスターチャートですが、ほとんどの場合以下のような表を使うことで代用することが可能です。マスターチャート自体、360÷24=15、つまり占星術的にはハーモニックの15と同じことをしていることになります。ここではハーモニックについて詳しく説明することは避けますが、経験的にマスターチャートの場合、度数と同じ列にある数値とその対角線上の数値が重要であることが多いので、360÷12=30、ハーモニック30を使うことがもっとも実用的であると考えられます。

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まず、エクセルや123等で上図のような表を作ります。上部(2~8行)が度数欄で白枠の度数は+サイン用、赤枠の度数は-サイン用です。また、下部(9行目~)が価格欄です。価格欄の1から360までが基本数。それ以上は拡張数。拡張数を1440あたりまで増やしておけば、ほとんどの場合対応可能かと思います。

価格欄の数値は、為替(ドル円)なんかですと、そのままの数字を使ったり、1200あたりの数字を10分の1にして見ます。欧州通貨は同様に数字を100分の1にしたりといった具合です。

それぞれの市場に合わせて、価格欄の数値を掛け算、割り算してください。

また度数を見る基本の惑星は、土星ですが、フィットする天体を火星~冥王星、小惑星、ノードあたりから見つけてください。実例をあげるならば、株価は各国とも土星でOK、欧州通貨や貴金属は土星に天王星を併用、石油は海王星、砂糖は冥王星といったものが良さそうです。

また、右端の数字のうち太字のものは重要な数字(度数、価格とも)です。これはマスターチャートでは1周する毎の数字(24の倍数)になりますね。価格の例として日経平均を見ると、100倍した14400、16800、19200などが重要な価格となると考えて良いでしょう。以後、太字の数字から導かれる価格を「キー・レート」と呼ぶことにします。

それでは、日経平均を例にさらに具体的な手法を見てみましょう。